友人のアドベンチャー乗りのチャッキー氏が訪問すると呟いていたので、
敢えて何も伝えずサプライズ訪問(笑)
去年の教訓に従い、冬装備で来てみたら暑かった(汗)。
メルシャン美術館の前で、オブジェを撮影しているカメラマンがいると思ったら、
チャッキー氏を発見(笑)
なんでもカメラの調子が悪いそうな。
あと1ヶ月で新製品が発売になるから、丁度良いタイミング。
諦めて買い換えなさいという事ですね(笑)

2人してウィスキーの有償試飲会場へ。
閉鎖までまだ1ヶ月あるというのに、既に売り切れの年代があります(汗)
二度と手に入らない品だけに、次々と売れるようです。

40年物のシングルカスク(700mlで1本15万円)は既に売り切れ。
(店頭にはないが樽には僅かに残る程度)
地元の方で40年物を3本もお買い上げした方がいるそうです(汗)
赤ワイン樽で熟成させたルージュカスクも8月くらいに売り切れ。

有償試飲も10年、15年が売り切れ。
11年、19年、20年のみ試飲可という盛況ぶり。

まず蒸留所見学前にシングルカスク11年をいただく。
チャッキー氏曰わく、11年とは思えないくらい香りが強いそうな。
確かに若いウィスキーなので、香りも強く勢いがある。
暫く店員の話を聞きながら飲んでいると、13:30になり蒸留所見学開始。
去年は土曜日なのに5名しか参加者がいませんでしたが、今年は3連休という事もあり15名程。
途中で振り返ると第2グループまでいたので、30名以上は参加してましたね。
残念ながら蒸留所内は撮影禁止。
スチルポットを見たチャッキー氏曰わく、意外と小振りとのコメント。
マルスウィスキーは17年を経て蒸留を再開したのに、こちらはもう2度と蒸留することはありません。
そう思うと感慨深い。
貯蔵庫に入ると違和感を感じる。
去年は貯蔵庫の中はよい香りがしましたが、今年はその香りがしませんよ。
案内人によると奥の樽以外は空だそうな。
こういう説明を聞くと閉鎖間際なのだなと感じます。
因みに軽井沢蒸留所ではウィスキー樽1樽から約700本も取れますが、
40年経過した樽からは僅か14本しか取れないそうな。
天使さん、摘み食いし過ぎ(笑)

見学後は有償試飲で20年物をいただく。
店員曰わく、20年と21年、25年がよろしいらしい。
チャッキー氏は、11年の方が香りが強く感じたそうな。
シェリー樽の影響か、加水すると香りが散る感じ。
チャリティー料金で軽井沢17年も試飲しましたが、シングルカスクに比べると勢いがなく、
後に渋みばかり残り物足りない。
空きっ腹にウィスキーを飲んだら後から効いてきたので、既に昼飯をすませたチャッキー氏と
別れて、軽井沢蒸留所に併設されたレストランで、昼飯にプロシュートとルッコラのピザを
いただく。
赤がかった森林を眺めながら食べるピザは格別の味。
最後は美術館で絵画鑑賞。
フランスのアンリ・ル・シネダルの作品がメイン。
(こちらも撮影禁止)
写実主義から象徴主義へ移った画家で、人を全く描かない食卓シリーズが良かった。
食卓に置かれた白ワインが美味しそう。
予想以上に人が多くて混雑しましたが楽しめました。
56年の歴史をもつ軽井沢蒸留所が閉鎖されるのは残念ですが仕方ありません。
これ以上、蒸留所が閉鎖されない様に、皆さん国産ウィスキーを飲みませう。

自分用のお土産に10年物と20年物を購入。
シェリー樽は苦手ですし、2度と手に入らない品なので開封は遠い未来になるでしょう。